ドリッパーについて

 ドリッパーにはペーパーフィルターを使うものと,金属メッシュなどによってペーパーフィルターが不要なタイプがあります。ここでは,ペーパーフィルターを使うタイプのドリッパーについて取り上げます。

 このタイプのドリッパーを使用するペーパーフィルターの形状で分類したとき,代表的なのが「台形型」,「円錐型」,「ウェーブ型」の3つとなります。

 それぞれ私が使用したことのあるものについて特徴を説明していきます!

目次

台形型

  横から見た形状が台形型で,底に小さめの穴があいています。穴の数はメーカーによって異なります。

メリタ

 ドイツのメーカーで,ペーパードリップの元祖です。穴が1つでお湯の抜けがゆっくりなのが特徴です。お湯はコーヒーの粉の蒸らしをした後に必要な量を一度に注ぎます。そのため,粉全体がお湯にしっかり浸ってから抽出され,しっかりしたボディ感のある味になりやすいです。また,お湯の注ぎ方による味の個人差が出にくいので初心者にオススメのドリッパーです


カリタ

 形状はメリタと似ていますが,穴の数が異なり,カリタは3つ穴となっています。そのため,メリタよりはお湯の抜けが速いです。ただ,このあと紹介する円錐型ドリッパーよりはゆっくりお湯が抜けるので比較的ボディ感のある味になりやすいといえます。お湯の注ぎ方もメリタとは異なり,3~4回に分けて「の」の字を描くように注ぎます。

円錐型

 ドリッパーの形状が円錐のような形で,底には大きめの穴があいています。ペーパーフィルターは台形型とは異なる形状のものを使用します。

ハリオ

 ハリオは耐熱ガラスに強みを持つ日本のメーカーです。そのハリオが出している,とても有名な円錐型ドリッパーが「V60」です。内側にはスパイラル形状のリブがあり,底には大きな一つ穴があいています。台形型と比較するとお湯の抜けが速く,スッキリした味になりやすいです。

ウェーブ型

 ウェーブフィルターというカップケーキの型紙のような形状のペーパーフィルターを使用します。ここで紹介するORIGAMIの他にはカリタのウェーブドリッパーが有名です。

ORIGAMI

 その名の通り,折り紙を折って作ったかのような形状のドリッパーで,私のイチオシのドリッパーです。カラーバリエーションが豊富でどの色も魅力的です。サイズはSとMの2つあるのですが,1~2分のコーヒーしか入れないのであればSサイズがオススメです。お湯の抜けが良く,スッキリした味になりやすいです。
 実はORIGAMIドリッパーは円錐型のペーパーフィルターにも対応しているのですが,ここではウェーブ型に分類させていただきました。

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この記事を書いた人

コーヒーが好きな会社員です。自分で焙煎できる道具に出会ってから6年以上経ちますが,飽きずに焙煎し続けています。

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